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花粉症重症度分類

花粉症重症度分類

自分の重症度を把握しておくことが大切です。

きつい花粉症、花粉症が治らない、花粉症がしんどい、花粉症がひどい、花粉症でだるいなどで困っている方はまず、重症度を評価します。

重症度は、「1日に起こるくしゃみ発作の平均回数」「1日に鼻をかむ平均回数」「鼻づまりの程度」で決定します。

重症度に応じて対処、治療の仕方も変わります。

ある製薬会社の花粉症重症度調査で、兵庫県では、花粉症患者さんの2人に1人が重症花粉症とされています。

これは、都道府県別にみて兵庫県が全国の中で最多となります。

「鼻アレルギー診療ガイドライン」では、症状の頻度や重さに応じて、重症度が軽症、中等症、重症、最重症の4段階に分類されているため、下記の表を活用して重症度を把握しましょう。

重症花粉症は、発作の頻度も多くなり、程度も重くなるため、体調が悪化し、日常生活はもちろん仕事への影響も大きくなります。

そのため、労働生産性の低下などプレゼンティズムが問題となっています。

 

プレゼンティズム

病気で生産性が低下した状態であるが、職場には出ていること

アプセンティズム 

病気のために欠勤、遅刻、早退すること

両者で労働生産性を評価します。

プレゼンティズムはケアレスミスを誘発し、作業効率の低下を引き起こします。

厚生労働省保健局の『データヘルス・健康経営を推進するためのコラボヘルスガイドライン』では、プレゼンティズムになってしまうことで仕事の生産性が下がり、健康に関わる直接的な医療費と、間接的な労働生産性損失費用が増えることが明らかになっています。

また、アプセンティズムよりも重症花粉症の関わるプレゼンティズムの方が生産性や業績に影響する割合が大きいと報告されています。

舌下免疫療法で体質改善を 

花粉症飛散時期のレスキューは抗IgE抗体オマリズマブ治療を

一般的にアレルゲン免疫療法では、8 割前後の患者さんで有効性が認められています。

スギ花粉症およびダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法においても、種々の報告からその有効性・安全性が確認されています。

また、内服薬や点鼻薬、点眼薬はあくまで一時的に症状を抑えるだけで、根本的な治療ではありません。

根本的な体質改善(長期寛解・治癒)を望む患者さんには、ガイドライン上においても推奨されています。

花粉症飛散時期において、学生で勉強しないといけない、外せない仕事がある、また、できるだけ手術はしたくない方、きつい花粉症、花粉症が治らないなどで困っている方は、一度ご相談ください。

毎年、花粉症飛散時期が受験シーズンでなんとかしたい方なども相談させていただきます。

重症花粉症、最重症花粉症であれば、抗IgE抗体オマリズマブ治療 保険治療の適応の可能性があります。

鼻アレルギー診療ガイドライン2020から

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